株式会社コトブキ

<OKUMA NC旋盤 LCS-250>の整備状況

◇ 分解 ◇

OKUMA LCS-250が入荷しました。

このNC旋盤は低速使用となっています。

主軸・ドローバー・ボールネジ・チャック・スライドの錆びや傷はありません。 程度はとても良好です。

◇ 清掃・組立 ◇

切削の際にでた切粉は全て拭き取っています。 タンクや鋳物(ベース)の中の切粉・ヘドロというのは隅々まで清掃しております。
スライド・ボールネジに作動油がいきわたるかの確認もしています。
入荷時も良好ですが、手を加えることで更に良い物に仕上がります。

スピンドルモーターのベルトは調整し張りなおしています。 制御盤・操作盤の基盤、配線の破損や断線はありません。 カバー関係はクレーンなどを使用し組み付けています。 切削油が漏れてしまう箇所はシリコンを塗っています。

◇ 運転調整 ◇

整備後は必ず精度と動作を確認をします。
主軸(チャック)0.00 X軸0.005 Z軸0.01 平行(刃物台)0.018
X・Z軸・刃物台の振れは70mmストロークで精度を出しています。 X・Z軸のバックラッシュは0.005ずつありました。 パラメータに入力し補正してあります。 精度チェックが全て終わり、テスト加工をしました。
40mmの丸棒を150mmストローク切削し・・・
マイクロで外径を測定し 先端0.00 中0.00 根元0.00
弊社では整備後に必ず精度チェックとテスト加工をし販売させて頂いています。 今後もいろんな機械の整備状況を整備ノートに上げていきたいと 思いますので、HPの方を見て頂けると幸いです。

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